2026年9月16日水曜日

スズメバチの生態

 9/6 10-12時雨天 浦和で「大人の科学」講義を受けたスズメバチが中心の講座
さらに下記を参考にしたものである
絵本『すずめばち』舘野鴻 2025(福音館書店
・『スズメバチ』中村雅雄 2012(八坂書房)

◆スズメバチの雌雄
これは集団(コロニー)生活のスズメバチ、ミツバチ、アリ、シロアリの共通点
雌のハチ:産卵管が毒針で刺す。4~8月は100%雌だけ
 ・女王バチ:受精した雌。9月〜10月頃に数十匹から数百匹生まれる
 ・働きバチ:受精していない雌。4~10月に成虫になり寿命は平均1ケ月
雄のハチ:無受精卵から生まれ、刺さない。寿命は2-3ケ月
     9~10月の繁殖期に初めてオスが生まれ、割合は全体の10%未満。 
◆エサ
成虫: 働きバチは体が細くくびれているため固形物をそのまま飲み込めない 
    <樹液、花粉、花の蜜、熟した果実 、幼虫が口からだす栄養価の高い分泌液>
   女王バチは幼虫の分泌物、昆虫
幼虫働きバチが餌物を大アゴで噛み砕き、作った肉団子
    獲物は<ハエ、アブ、セミ、バッタ、ハチ、クモ・・・>
         ミツバチの巣を襲い幼虫を餌とすることもある

◆スズメバチの一生
・春(4〜5月頃)女王バチ巣作り
 冬を越した女王バチが目覚め、単独で巣作りと産卵を始める
・夏(7〜8月頃)数百匹に
 最初の雌の働きバチが羽化すると、女王は産卵だけに専念。
巣の規模が数十〜数百匹規模に急激に拡大する。
・秋(9〜10月頃)危険な時期  繁殖期で巣の規模は最大に
 新しい女王バチや雄バチが生まれ、巣を離れ、
多くのオスと交尾し精子を貯精嚢(ちょせいのう)に保存する。
その後、働きバチや旧女王、オスは冬を越せず死に絶える。
・冬(11月~3月)新女王バチの越冬
交尾を終えた新女王バチは、朽木の下などで越冬する

◆女王バチの巣作り
①越冬からの目覚め 四月
新女王は越冬から目覚め、口吻や脚を使い身繕いをし、約2週間、樹液、花蜜で炭水化物を摂取し体力回復を図ります。
②営巣場所探し 
1日に50kmも移動し、営巣場所は回りを何度も飛び回って決めます。
オオスズメバチは、山林や土の中、木の根元などの地中。
・キイロスズメバチは、初期は天井裏や床下などの閉鎖空間、その後、引越し、軒下や樹上などの開放空間へ移動して巨大な巣を作る
③巣材 枯れ木削りだ液と混ぜボールにし巣へ運ぶ 
④支柱:巣の中心の棒状などに巣材を塗り棒状の支柱を下げる    
⑤外被:外側の球形
外側は巣材を塗り重ねて厚くなるが、内側では外被を削り育房を作る
⑥育房:六角形の筒
子どもが育つ部屋で、下向きに作る。初めは三室くらい作り産卵を始める。
 三室の外側に育房を増やしていきます。餌の保存庫にもなる。
⑦巣盤:皿状の育房の集まり
この育房が平らに並び皿状の巣盤ができ、巣盤は上から下へ順に重なるように作られ多層構造になる。巣盤は複数の支柱で繋がり、外皮とも固定される。
⑧スズメバチの巣:常に30℃育児最適
・スズメバチの巣は、数段の巣盤を数センチの厚い外被で覆う。
・出入り口は2,3センチの穴だけ。
・外気に影響されず常に30度以上の温度を維持する。

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