2014年11月6日木曜日

明日から冬 11/7立冬<冬>3/21立春

    今年5年目の俳句。句会11/2の兼題は「冬」と「帰り花」
季語「帰り花」は、冬でも暖かい日が続くと、草木が時ならぬ花を咲かせることがある。
梅や桜など春咲く花が、今の時期に温かさでほころびることをいう。
「返り咲き」「忘れ花」「狂い花」も同じ。
子も巣立ちさあ婚活と狂い花 友蔵
帰り花は難しい。こんな句しか浮かばぬが・・・今日までに出来ている句。
◆冬
1.肩すぼめ行きて体操冬の朝
2.赤信号まだ変わらぬか冬の朝

◆紅葉・落葉・・・秋
3.紅葉谷千曲信濃を分かつ橋 
宮野原橋という、信濃川、千曲川を分つ県境の橋
4.まだ淡き紅葉の頃に年重ね
5.昨日今日明日も落葉を掃きにけり

◆柿・・・秋
6.柿大樹天に捧げし三千個 
7.枝先の柿を取らんと子熊落ち

◆沢庵・・・秋
8.沢庵の二切れ並ぶお弁当
9.沢庵を迷い二切れ老父膳
亡くなった88歳の老父(ちち)は歯が悪いが、好きなので母が迷っていた・・・
一切れ(人切れ)三切れ(身切れ)は縁起が悪く嫌う

◆<秋刀魚 団栗>秋 小春日は冬
10.塩焼きの背骨一本秋刀魚かな
11.団栗はどちらの手にや子ら指せり
12.小春日や亀頭浮べて漂えり

2014年11月5日水曜日

柿大樹

柿大樹天に捧げし三千個 友蔵

新潟・五泉市・上戸倉の柿で鈴木與一郎氏撮影